2006年 04月 25日
国道299号線が4月19日に開通しました。国道第二位の標高といっても、八ヶ岳の降雪量は多くないので、志賀草津道路のような雪の壁が出来ている訳ではありません。景色的には期待出来ないかもしれませんが、標高2127メートルの非日常的空間を覗いてみたくなって、バイクを走らせることにしました。 出発は午後4時50分。午前中は雪が舞っていて午後から晴れてきたので、この時間となりました。北八ヶ岳周辺って、割と夕方晴れる傾向にあります。ちょっと非常識な時間ですが(山の夕方は急激に気温が下がるので、本来なら5時位までに帰還して屋内に退避すべき)、近所なのでまあ良しとしましょう。 まずはビーナスラインを走ります。この辺りの標高は1600メートル位です。朝は小雪が舞い、うっすらと雪化粧していたのですが、4月の雪はあっという間に消えてしまい、茶色い世界に戻っていました。白樺やダケカンバの白い幹が青空に映えてきれいです。 標高の高いところは常緑の針葉樹林帯なので、横岳は緑に覆われています。 春霞で遠景の南アルプスはボンヤリとしか見えませんでした。 一旦引き返して、今度はR299を登っていきます。冬季閉鎖ゲートを通過。標高は1800メートル位になるでしょうか。冬装備ということもあって、バイクで走っていても、まださほど寒さは感じません。 次第に雪が増えてきました。平日夕方とあって、すれ違ったのは車は3台バイク1台のみ。 やってきました麦草峠2127メートル。雪の壁というほどではありませんが、まだ積雪があるんですねー。 白駒池への登山道は、まだ50cm程の雪に覆われていました。恐らくGW中に融けてしまうと思います。 気温は-3度くらいでしょうか、日没を目前にして急に冷えてきたので、急いで山を降りることにしました。さすがに行き交う車はなく、R299と北八ヶ岳の大自然を独り占め。快感でもあり、少し寂しくもあります。 麦草峠のレポをしておいてなんですが、この季節の蓼科周辺の見所は、やはり残雪に覆われた八ヶ岳の雄姿だと思います。麦草峠からだと、近づきすぎて逆に見えないのが少々難点かもしれません。 この季節のベストビューポイントは、杖突峠(茅野市~高遠の峠)ではないかと想像するのですが、今日は時間切れで行けませんでした。次の機会に行ってみたいと思います。
by vtrmorita
| 2006-04-25 23:27
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