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2008年 12月 19日

北アルプスの眺め方一例 常念岳と穂高岳の位置関係から

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三千メートル級の山並みが連なる北アルプス。沢山山がありすぎて、どれがどの山だか、自分は最近まで良く判っていませんでした(苦笑)。まあ、ただ全体を見て凄い壁だなぁと思っていたわけです。

ところが、最近松本周辺の展望台巡りをして、山の判別が多少出来るようになってきました。(まだまだですが)。判別するポイントは、常念岳と穂高岳の位置関係。複数の展望台を巡って、見え方の差を調べると、北アルプスの地理が理解しやすいようです。
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まずは松本市内から。松本盆地から一番目立つのは常念岳です。北アルプスの方向に向かうと、真っ正面に三角形のピラミッド形の山が聳えています。
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これは松本市城山公園展望台(標高700m位かな)からの眺めです。正面に常念岳があります。
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写真を拡大すると、実は常念岳の左肩に槍ヶ岳が僅かに見えています。常念連峰の裏に穂高連峰が隠れているわけです。前衛の山とはいえ、2800メートル級ですから、他地方と比べたら超巨大な山並みです。十分大迫力。
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こちらは高ボッチ(1665m)からの眺めです。常念岳の左側に槍ヶ岳~穂高連峰が顔を出しています。高いところに登ったことで、穂高岳が見えてきたのです。
この写真を撮影したのは11月ですが、穂高は標高が3000メートル級と高いのと、より西側に位置して冬の季節風の影響を受けやすいので、いち早く冠雪しています。真冬になると常念岳も真っ白に雪化粧します。
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こちらは美ヶ原の王ヶ鼻(2008m)からの夏の眺めです。距離は遠くなってしまいますが、標高が高いので穂高岳がよく見えています。北穂高岳と西岳の間にある大きな凹み:大キレットもハッキリ見えています。
ちなみに、穂高岳は奥穂高岳、北穂高岳、西穂高岳、前穂高岳の総称です。奥穂高岳が標高3190メートルで、その中心的存在となります。

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美ヶ原からの展望のもう一つの特徴は、乗鞍岳が良く見えるということです。やはり松本盆地内からだと乗鞍も前衛の山に遮られて山頂がちょこっと見える程度ですが、美ヶ原からだと丁度角度的に谷間を通して見えるので、全体像が見えやすくなっています。
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松本城山公園から乗鞍方向の眺めです。乗鞍岳が少ししか見えていません。
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こちらは高ボッチ山頂(1665m)から眺める乗鞍岳(左)と穂高岳(右)です。標高2000メートルの美ヶ原に比べると、下の方が隠れ気味です。

こんな感じで、地点によって北アルプスの見え方は意外なほど違ってきます。特に常念岳と穂高岳の位置関係を軸にして見ると、北アを一層楽しく見ることが出来るかもしれません。皆さんも注目してみてください。ではでは。

その1アルプス公園△ その2城山公園◎ その3芥子坊主公園△ その4高ボッチ◎ その5光城山△ その6長峰山◎
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by vtrmorita | 2008-12-19 18:24


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