2005年 06月 02日
関東山地を越える道というのは、それほど多くはない。 雁坂トンネルは立派だが、その上の中津川林道はダート。すこし上がって、ぶどう峠は割りとまともな道のはずだったのだが、近年は荒れ放題との話。R299十国峠は昔から暫定的に林道で繋がっている状態、田口峠は舗装だが凄い狭路。まともな道がでてくるのはR254下仁田~佐久まで上がらなければならない。 ところが、ロッジを訪れる人は、何故かR299十国峠を越えてくる人が多いのだ。皆さん、好きだねー(笑) そこで、川崎から蓼科までR299を出来るだけ使って走ってみることにした。今回の相棒はアルトだ。 まずは入間からR299で秩父を目指す。西部秩父線とからみながら、道はゆったりと走る。昔に比べると凄く良い道になった。幹線道路なので、交通量は多い。 秩父市内を過ぎ、R299で志賀坂峠越え。幾つか曲がるところはあるが、基本的に入間からR299一本で行けるので、ルートを辿るのは楽チン。 この辺りは改良された広い道と、狭い道が混在している。基本的には、それほど走りにくい道ではなく、交通量も少ないので、ドライブを楽しむには適当な道だと思う。 志賀坂峠は暫らく続いた通行止め期間中に舗装を一新したらしく、新道のようだったが、センターラインが引いてある道は微妙に狭いまま。時折ダンプがセンターラインオーバーで対向してくるので、気が抜けない。 峠を越えるとR462と合流。ここからはトンネルと橋で山脈を貫くスーパー国道ゾーンが暫らく続く さあ、どのルートを行こう?。とりあえず舗装化されたという噂を聞いているので、直進してR299を目指したのだが・・・。 R299はやっぱり狭すぎ・・・。対向車が来たらすれ違い不可じゃん。しかも崖から落石防止ネットの隙間を縫って落ちてきた石が路上に散乱している。せっかく舗装したての道路も、あと数年したら道が埋まってしまいそうなほど。こんなところ、国道の維持は無理なんじゃないのかなー。引き返そうっと。 引き返してぶどう峠方面に進む。ぶどう峠がどうなっているかというのも興味があったのだが、何分、山道の猛者達がそろって荒れてるって言ってる位だしな・・・、ということで、矢弓沢林道ルートを選択。写真右側の小道がそれです。こんな道入っていって・・・大丈夫なんですよ。 (注:道路の基本スペックとしてはR299や矢弓沢林道よりもぶどう峠の方が道幅も広く、格上の道路です。) こんな狭い道かよ・・・って、これでもR299直進よりは大分マシなのです。ちょっとの我慢。 かなりの急登で、落石も多いですが、登るにつれて視界が開けてきて、独特の雰囲気があります。道幅も1.5車線近くあるし、一応舗装もしてあるので、この辺りではまともな部類に入るのではないでしょうか。快走というわけにもいきませんが、車でトレッキング気分で走るなら、割とお勧めです。 R299と合流して暫らく尾根筋を走ると、十国峠です。展望台があります。 天気が良ければ、前橋の街や赤城山も見えるらしいです。 佐久穂町まで下りて、今度は八ヶ岳越えです。道幅も広がって、快走! 松原湖から上がってくる県道との合流地点が、佐久方面の展望ポイントとなります。 川崎を午前8時に出て、入間10時、秩父11時、上野村12時、十国峠12時30分、佐久穂街13時、蓼科到着は14時30分位でした。割と早かったなあと思います。休日だと秩父市内通過で1時間は余計にかかるかもしれません。 快走できるのは、やはり麦草峠ですね。アルト君、結構頑張りました。楽しかったです。 たまには、こんな道を走るのも、いいかもしれませんよ。といいうことで。
by vtrmorita
| 2005-06-02 14:51
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