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モーティブ通信

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2009年 06月 05日

南相木ダム

長野県内でも行ってない場所、走ってない道がまだまだあります。
今回は南相木ダムに行ってみました。というか、なりゆきで行ってしまいました。
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南相木村、北相木村、ほとんど訪れたことがありません。長野県の秘境かと思いきや・・・
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意外にも県道2号線沿いは住宅が多かったです。しかも何故か大きな、それもビックリするほど大きくて新しいお屋敷が多い。交通量も絶え間なくありました。
佐久の巨大店舗が栄えているのは、こういう後背地が多方面に控えているからなんだと思います。しかし、どこから収入を得ているんだろう。(南相木村自体はダム収入で潤って地方交付税不交付団体となっている)
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今回県道2号線を走ったのは馬越峠を走破してみたかったからです。しかし、こんな看板を見つけてしまいました。「南相木ダム」。そういえば、ふみたかさんが良いところだとおっしゃっていたような。
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で、行ってみました。最初は二車線快走路。途中から1.5車線位になって、ガンガン登っていきます。結構いい感じ。但し時々ダンプが来ますのでブラインドコーナーは注意。
何故こんなに登るのか?こんな上に水が溜まってるの?と走りながら違和感を目一杯感じたのですが、南相木ダムは揚水発電のためのダムです。エネルギーを蓄えるため山の上に水を貯めているんですね。
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ダムに到着。H17完成なので真新しい感じ。
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水はトンネルを通って群馬県側の上野ダムに流れます。
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ダム堤頂部は日本一高い1,532mとのことです。高所感がちょっと不思議なダムです。
将来は世界最大の揚水発電所になる予定とのことで、首都圏の電力供給安定化の切り札とも言える存在と言えるでしょう。

遠方から訪れるほどのものではない気がしますが、秩父、関東山地エリアをよく巡る人や、東電の電気を使ってる人は、訪れてみるといいと思います。こんな所があったんだ!って思う場所です。
グーグルマップ、載ってません
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その後は立原高原でツツジを見て馬越峠越えをしました。
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立原高原までは超快走路でお勧めしたい道でしたが、そこから先は舗装狭路。同じ様なカーブを繰り返し、さんざん時間を掛けて隣村に出るだけ。「遠方に行く」感じが無くて、特に面白みは感じられませんでした。南相木村中心部~ダム~立原高原~南相木村中心部で元に戻るのが私のお勧めです。
下流側となる上野村の奥神流湖は何故かツーリングマップル2009には載ってなかったりしますが(何故か古いマップルには載ってる)、セットで訪れてみてもいいでしょう。なお御巣鷹山直下を通るトンネルは東電専用で一般車は通れません。

# by vtrmorita | 2009-06-05 07:41
2009年 05月 14日

朝倉山城跡から望む八ヶ岳 新緑ハイキング

朝倉山城跡から望む八ヶ岳 新緑ハイキング_d0059441_8283975.jpg
朝倉山城跡から望む八ヶ岳 新緑ハイキング_d0102327_22414160.jpg
そろそろ八ヶ岳が新緑に包まれる季節です。朝倉山城址に登ってみました。城の展望台からは・・・
朝倉山城跡から望む八ヶ岳 新緑ハイキング_d0102327_22434055.jpg
八ヶ岳を一望。写真一枚ではなかなか表現できませんが、広大な視界を誇ります。
朝倉山城跡から望む八ヶ岳 新緑ハイキング_d0102327_22472645.jpg
八ヶ岳の主峰、赤岳と阿弥陀岳です。今年は残雪が少な目です。
朝倉山城跡から望む八ヶ岳 新緑ハイキング_d0059441_2295981.jpg
右側には南アルプス。
朝倉山城跡から望む八ヶ岳 新緑ハイキング_d0102327_2248822.jpg
南アルプスの甲斐駒ヶ岳です。右奥に見えるのは仙丈ヶ岳、いや残雪の多さから言って国内NO2の標高を誇る北岳でしょうか。この位置から見たことが無いのでちょっと判りません。
朝倉山城跡から望む八ヶ岳 新緑ハイキング_d0059441_8183845.jpg
左側には蓼科山、北横岳、縞枯山~麦草峠

朝倉山城跡へは正規の登山道で徒歩40分ほど(めちゃきついが石像があって楽しい道程)、朝倉山林道から裏道を使うと徒歩7分程(勾配も緩く楽だが何もない)で登れます。
詳しくは秋の朝倉山ハイキングレポートをご覧下さい。手書きの地図があります。

# by vtrmorita | 2009-05-14 23:07
2009年 05月 14日

白州中山 忘れ去られた展望台

川崎から蓼科への帰り道、一寸寄り道したところ、またまた展望台を見つけてしまいました。前回の坊ヶ峰展望台は広く知られていないだけで、ちゃんと維持管理がなされている現役の展望台でしたが、今回のは本当に忘れ去られているっぽい・・・ような・・・。
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北杜市白州、甲州街道から少し外れて舗装林道を10分ほど登り、中山峠にやってきました。峠からは、あまり視界が開けませんねー。
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「中山展望台」の標識がありました。所要時間が書いてないのが少し気になりますが・・・、どうしましょう?
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行ってみることにしました。新緑眩しい草をかき分けて、森の中へ入っていきます。
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丸太の階段は、既に朽ち果てていました。階段が在ったところが均されて坂道になってるので、かなりの急傾斜、油断するとズルズル滑り落ちてしまいます。上りはいいけど、下りは大変そう・・・。
その後も急登坂が延々と続きます。もう30分程歩いたでしょうか、息も絶え絶えです。次のピークに何も無かったら引き返そう・・・
そう思った直後、急に目の前に・・・
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鉄骨の錆びた、大きな展望台が出現しました。何コレ、聞いてないよ・・・。
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錆びついた階段を登っていきます。表面はかなり錆びていますが、踏み抜くほどではありません。
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最上階からはドーンと南アルプスの展望が広がりました。
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甲斐駒ヶ岳のアップです。(85mm相当)
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反対側には八ヶ岳。でも、木々が生長中で、視界が遮られつつあります。来年には見えなくなってしまいそう。展望台建設当時は裾野までバッチリ見えたのでしょうが・・・。南アルプス側の展望も木々の生長で微妙な状態になりつつあります。
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せっかくの立派な展望台ですが、錆が酷いです。まだあと十年位は大丈夫でしょうが、いずれ朽ち果ててしまうでしょう。
これが十年前だったら軽くケレンして塗装するだけで済んだでしょう。定期的に塗装をしていれば、ほぼ恒久的に耐久してくれたハズです。塗装だけなら大してお金もかからないはず。しかし、これだけ錆びてしまった後では、再塗装するのは大変困難でお金がかかります。てか税金の無駄遣い。既に手遅れでしょう。
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由来を示すプレートがありました。昭和62年度1987、新農業構造改善事業?
おそらく、事業がしたかっただけなのでしょう。その後二十年以上メンテナンス無しでしょうか?うーん、勿体ないです。

但し、塔の下には避難小屋が仕込まれているのですが、中はきれいでした。恐らく地元の方が定期的に清掃されているのでしょう。ちなみに、後で調べてみましたが北杜市や観光協会のサイトにこの中山展望台の記事は見つけられませんでした。恐らく、忘れ去られているのでしょう。

さて、この塔、どうなってしまうのでしょうか?また、10年後位に訪れてみようと思っています。
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個人的には特にお勧めのスポットではありませんが(坂が急すぎて疲れるので)、甲斐駒ヶ岳を眺める絶好地であることは確かです。登山が好きな方は訪れてみてはいかがでしょうか。

ヤフー地図 中山

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急傾斜をズルズル滑りながら下山し、中山峠から下っていきます。途中、南アルプスの鳳凰三山が良く見えます。
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展望だけなら、作りかけの白州の広域農道から十分たのしめます。
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ちょっと走ると工事中になってしまいました。完成したらLTCでも取り上げたいと思っています。完成までは相当の年月かかりそうですが・・・。やっぱり十年後位かな?

# by vtrmorita | 2009-05-14 13:26